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相談者の S さんは38歳ということですから、まさに昨年、流行語大賞を受賞した「アラフォー」世代ですね。このような、アラフォーの方々を含む婚姻適齢期の男女の間で、今、空前の婚活ブームが起こっています(なお、「婚活」とは、結婚に向けて活動することをいいます)。
しかしながら、ある調査によれば、婚姻適齢期の男女が結婚できない理由の上位には、経済的な問題があるようです。遊びたい盛りの20代のころに消費者金融会社等から借金をはじめ、いつまでたっても返済が終わらず、その借金がネックとなり結婚を踏みとどまってしまうというケースが少なくないのです。
そのような方々が、借金を整理し、しかも婚活の費用まで手に入れてしまうことができる途があります。この連載の中でも、何度かお話ししてきたように、消費者金融等に払いすぎた利息(いわゆる過払金)を取り戻すことができる可能性があるのです。
難しい話は、今回は省略しますが、次の条件のいずれか1つにでもあてはまる人は、消費者金融会社等から払いすぎた利息を取り戻すことができる可能性があります。
① 10年以上の期間、消費者金融会社と取引がある
(取引が長ければ長いほど取り戻せる金額が大きくなる可能性が高いです)
② 取引期間は5~9年であるが、決まった金額を毎月きちんと返済し続けている
③ 過去に完済(全額返済)したことがある。
今、アラフォーと呼ばれている世代の男女が、ちょうど 20 代前半だったころ、空前の消費者金融ブームが起こり、無人契約機から、誰とも対面することなく簡単にお金を借りることができるようになりました。私も、今でも「ららら○○君、らら○○君、ららららー♪(某消費者金融会社 CM ソング)」と口ずさんでしまいます。その時代から、取引を続けている方は、前述の①の条件、10年以上の期間消費者金融会社等と取引がある場合に該当するのではないでしょうか。
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